藤元健太郎のフロントライン・ドット・ジェーピー

2014年7月8日火曜日

観光立国に向けた江戸ルネッサンス

江戸城の再建費用350億円 「木造」観光立国の夢(日経新聞)




江戸城再建計画は個人的にも大賛成。ただ大事なのは江戸城そのものよりもライフスタイルまで江戸文化を江戸ルネッサンスとして我々が生み出すデザインやプロダクト,サービスまで活かして,観光,輸出産業に発展させることじゃないかな。明治維新以降のキャッチアップ戦略を捨てる決意として赤坂の迎賓館も建て直してよいと思うし,和食が重要な戦略輸出商品である今こそ国賓の晩餐会にフレンチ出すのも終わりでよいよね。御門には京都御所にお戻りになっていただいて,皇居は江戸城を中心に現代と江戸を融合させた町屋や商家町を整備した観光拠点にして欲しい。和食,杜氏,伝統工芸など職人達が海外で活躍できる認定制度もあわせて欲しいよね。パリが80万都市だった中世,江戸は100万人を越え,下水道もあった。そのパリが年間8000万人の観光客,日本もやっと1000万人で喜んでいるけど,もっともっと江戸文化で世界を魅了しよう!そのためには我々が明治政府が作った追いつき追い越せの富国強兵のための日本人像を捨て去り,もっとクリエイティブだった頃の日本人像を取り戻し,毎日を人生楽しむために生きるところから始めないとね。自殺したい人が多いような国のプロダクトは買いたくないし,遊びに行きたくないからね。

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