藤元健太郎のフロントライン・ドット・ジェーピー

2014年4月11日金曜日

ハリウッド版ゴジラは原発事故と津波とともに現れる


ハリウッド版ゴジラの新しいトレーラー。これは日本人にはしばしの重い沈黙を持たらす。ストーリーがかなりあきらかになりつつあるがどうやら日本の原発事故(しかも何かしらの地震)からスタートし,ゴジラは津波とともに押し寄せる。その表現は完全なフラッシュバックであり日本人にはかなり辛いものだ。これまではリメイク楽しみ!だったが震災後のタイミングでゴジラがリメイクされたこと「人類の科学と自然への畏敬」という原点回帰を日本が生み出したゴジラが世界の視点で描かれることで再認識することになりそう。これは重い。

2014年4月8日火曜日

戦略コンサルタントがよく使うハンドサイン

ハンドサインが流行っているので戦略コンサルタントのバージョン作ってみた。

2014年3月26日水曜日

日経新聞のスポーツ記事の秀逸さ


始球式は何のため? 球界のためでしょ


ついつい我々はプロ野球選手は見た目や打ち方などをそのままその人の人間性に当てはめがちだ。豪快なスイングをする人は豪快な人だと思うし,ファールで粘る人は人間的にも粘っこい,おでこで球を受ける人はおっちょこちょいだと。長島茂雄が実は努力家で計算していた人だということは最近でこそ広まっているが,みんな感性の天才と感じていたに違いない。そういう意味で日経新聞のスポーツコーナーが採用する評論家の人達の文章には驚きを持つことが多い。文章から引き出す野球人のあらたな面や過去の真実などが短い文章でも濃密なドキュメンタリーになる。長くコラムを続けていた豊田泰光さんのコラムは視点といい,他のスポーツ紙では語られないような側面が描かれ毎回とても楽しみにしていた。そしてこの広沢さんの記事はまたまたびっくり。彼の現役時代からはやはり想像できない(ごめんなさい)秀逸なコラム。編集者の引き出し方がうまいのかも知れないが,しっかり調査もしたことも伺え,世の中に対する提言でもある良記事だ。グラウンドで我々が見ていることは野球のほんの一部でしか無いことを彼らは教えてくれる。

2014年3月16日日曜日

恐るべしクールジャパンの超新星誕生!BABY METAL!


衝撃のメタルアイドルグループBABY METALにはまりまくっている。2月にアルバムがアメリカ,イギリス,ドイツのiTunesメタルチャートで1位になり,とうとう最新の全米総合チャートでも33位,スウェーデンで13位!3月頭には武道館最年少記録を更新したという恐るべきアイドル。ギミチョコの振り付けはPerfumeの人が担当したらしい。アイドルとヘビメタとテクノとダンスの融合具合が新しくこれはワールドワイドで行ける!YouTubeの書き込みも外人の方が圧倒的に多い!きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサーの天ぷらキッズがポップなテクノダンスで海外での評判を高めたがやはりメタルとアイドルの融合のインパクトに勝てずこれは完全において行かれた感じか。純粋なメタルファンからするとバックバンドがエアの場合もあり邪道かも知れないが,神バンドと呼ばれる本物のバックバンドの演奏はかなり素晴らしくメタルが再び盛り上がるために是非認めてあげて欲しい!
個人的にはXJAPANへのオマージュ感が半端無い「紅月」という曲がヤバイ。とにかく是非動画を見て欲しい。この後ヨーロッパツアーに出るようだがBABYMETALは間違い無く今年一番のクールジャパンの新星だ!

ギミチョコ!
紅月

2014年2月27日木曜日

LINEの未来を妄想してショートショート書いてみた

私は小さなヘッドホンメーカーを経営している。メーカーと言ってもマンションの一室でやっているベンチャーだ。今の時代はネット上に転がっているヘッドホンの設計図やCADデータをちょちょいといじってLINEが提携しているフォックスコングループが運営するAPIに接続すれば試作,テスト,製造まで彼らの無人工場で全部やってくれるから便利な世の中だ。販売とマーケティングはLINEが提供するAPIに接続すれば広告,販売,決済,顧客管理まで全部やってくれる。LINEはクロネコAPIとも接続されているのでフォックスコンの工場から顧客までの配送もやってくれる。私は顧客の名前も住所も何も知らない。LINEのIDのリストだけが私の管理画面に出ているだけだ。私の場合はたまたま芸術系大学の非常勤講師の古い友人に7000円で書いてもらったキャラクターが人気になり,そのキャラクターのスタンプがLINEで流行ってくれたおかげで私のヘッドホンも売れたというわけだ。まあ売れたのはいいのだが肝心のヘッドホンは普通なので差別化ができない。そりゃそうだ。今の時代誰でもヘッドホンは作れる。貴重な素材や部品を使った大手メーカーの高級品以外は音質も値段だって同じぐらいになる。最後のちょっとしたデザイン,カスタマイズ対応ぐらいが我々ベンチャーメーカーの差別化ポイントだ。それも最近は3Dプリンターの普及でみんな自分でカスタマイズ部品作り始めた。もはや大事なのはネタだ。あの友人の前衛芸術家が「商業主義的なキャラクターデザインなんか遊びながら書ける」と書いてくれたキャラクターだけでこれだけ話題になるとは。人々が求めているのはもはやネタだ。そこで私は考えた「悲劇のヘッドホンメーカー起業家」になろうと。悲しい生い立ちに相次ぐ挫折,7回目の起業でようやく成功とか,割烹着を着た理系女子ということにするか?そうだ耳が聞こえないヘッドホンメーカー社長とか超悲劇的だ。さっそくLINEでブログを始めて生い立ちを創作し始めた。知り合いから聞いたステマAPI会社に接続してお金払うと私のブログの内容に感動したという文章が自動的に作成されて有名人が書いていることになっているブログに掲載してくれるらしいので試してみた。。


素晴らしい反応だ。感動した。号泣したという書き込みがソーシャルメディアで溢れている。誰かが泣けるムービーとか作成してYoutubeにまであげている。ヤフトピにものったぞ!ニコニコからも生番組への出演依頼がきた!!。。。


うーん。失敗した。本当は聞こてるんじゃないかという後ろからの突っ込みに思わず反応して振り向いて怒ってしまった。。。炎上しまくっている。もうダメか。。ん?このバナー広告はなんだ?私が炎上していることをネット上で検知したらしく広告が全部炎上ものになっている。
「炎上の学校 これからはセルフ炎上APIの時代!誰にも縛られない炎上ライフをエンジョイしよう!」
「よせよ燕氏がその炎上から秒速で1億稼ぐAPIの使い方を教えます!燃える男に憧れる彼女もできます!あと1時間で締切ます!」
「イケルハヤタ氏のノウハウをシステム化した炎上API!あなたの炎上ブログで安定的にイラッと炎上を起こす文章を仕込みます!安定収入が得られます!」


まったく困った時代だ。疲れ果てた私は仕方なく自分のLINEIDの変更画面にアクセスした。
これで人生はリセットされる。誰も私の本名も住所も知らない。ニコニコだって顔をアバター化して出演したから本当の顔はほとんど知らない。
購買履歴もネット上の発言も,友人関係も全てが消える。
「さて日本人はもういいかな・・次は。。」

言語と国の設定も変更した私は新しいLINEIDで次の人生をスタートさせた。

「Hello World」 

2014年2月21日金曜日

Bluetoothbrush発売!


Oral-Bから青い色の歯ブラシBluetoothbrushが6月発売。ようするにBluetoothLE対応でスマホと通信する歯ブラシ。スマホで歯磨き状況を診断してくれる。いよいよ一般的なブランド品がセンサーになっていく。日本の家電メーカーも早くしないとまずいよー。ほっておくとiRobotと同じで気がついたら外資に市場奪われる事態があらゆるプロダクトで起きる。ハードウェア単体の価値から,その利用状況を行動データで解析してサービス価値を提供する価値へのシフトが先進国では一気に始まる。
これからは自分の歯磨き状況をスマホが分析して,「もっと丁寧に」とか「磨き場所が偏っている」とか指導してくれるようになるのだろう。今後はデータを見て歯医者さんからのアドバイスがもらえたり,歯磨きするとキャラクターが成長して子供に毎日歯磨きを習慣化させるゲームアプリなども登場するかもしれない。歯ブラシメーカーからすると歯磨きをしている場所や時間帯や頻度などの顧客の利用状況が分析できるため,商品開発やプロモーションのやり方も大きく変わることは間違いない。

2014年2月16日日曜日

グローバルスタンダードとローカリティの共存


どこに行っても同じデザインと品揃えというのは安心感とも繋がる。海外旅行で不安な中で馴染みのブランドのお店を見つけた時は多いに安心できるだろう。もちろん効率という意味ではスケールメリットも様々生みやすい。しかし,スターバックスのように社名からコーヒーを外し,「サードプレイス」のコンセプトを強く打ち出せば,それは「地域でもっとも安らげる場所」を目指すことになり,コーヒー以外のものを販売してもよいだろうし,デザインだって地域性を活かしたものである方が望ましい。コンビニもそうだ。セブンイレブンの強力なブランドを生み出しているのは全国どこに行っても手に入る美味しさと安心感だろう。しかし,一方で地方に行った時に地元スーパーのあの魅力はたまらない。独特の品揃えや地元産,地場メーカーの商品を見つけた時のワクワク感はコンビニでは決して味わうことができないものだ。オムニチャネル時代になれば店舗の存在価値はまさに「サードプレイス」。ついつい立ち寄りたくなる居心地のよさやワクワク感,馴染み客として扱ってくれる接客や来ているお客さん達の雰囲気が醸成する空気感などが差別化になる。さらに多様で地域性を許容する在庫管理が可能なグローバルサプライチェーンを裏側で持っていれば完璧だ。例えば地方のスターバックスでその土地ならではの店舗デザインでさらにスタッフがセレクトしたお土産を扱うようになっていて,それは同時にアマゾンでも購入可能になっていればたちまちかなりの売上をあげる土産屋になることは間違い無い。世界中そうなれば旅行者達の拠点化することになる。コンビニでもローソンが自治体と組んで地域性を取り入れた店舗展開を始めているところが期待だ。これまでのチェーンオペレーションは部分最適の結果だ。ITが本当に目指すべきは効率的な多様性を可能にする全体最適なのだ。


ローカルな店舗デザインが楽しい「世界各地のスターバックス」